ラジオ深夜便 天地真理集

4月3日のNHK「ラジオ深夜便」の「天地真理集」、すでにいろいろの方が内容を紹介したり感想を書かかれたりしていますが、早速お聴きください。

かかった曲は次の通りです。
①水色の恋 2:30~ ②ちいさな恋 6:25~ ③ひとりじゃないの 10:38~ ④虹をわたって 14:47~ ⑤ふたりの日曜日 18:27~ ⑥若葉のささやき 22:04~ ⑦恋する夏の日 25:55~ ⑧空いっぱいの幸せ 29:23~ ⑨恋びとたちの港 32:56~ ⑩想い出のセレナーデ 36:32~ ⑪君よ知るや南の国 40:44~



いかがだったでしょうか。これを聴くと、徳田アナウンサーは日比谷公会堂のコンサートに行ったということですから、真理さんのファンだったのですね。実際に見た会場の様子も語ってくれましたし、曲の間のお話も短いながらも”台本通り”と言うのとは違う暖かさが感じられ、落ち着いたよい放送でした。
曲は最後の「君よ知るや南の国」を除けばオリコン4位以上の大ヒット曲ばかりでした。もちろんそれだけで十分聴きごたえがありましたが、徳田さんが最後に「怒涛の数年間」の後も「落ち着いて、いい曲も多くなったように思いますね」と言っておられたのは、本当はそれ以外の曲もかけたかったと言いたかったのではないでしょうか。最後の曲として唐突にヒット曲とは言えない「君よ知るや南の国」が入ったのも、真理さんの曲をよく知る徳田さんの発案だったのではないかと私は推測するのですが・・・。私自身ももう少しバラエティーに富んだ選曲をしてほしかったなあという気持ちもあります。ただ、真理さんの場合、ヒット曲が多すぎてこれだけで時間が終わってしまうということなのですね。やはり2時間連続、あるいは2回、3回とシリーズで続くような番組をやってほしいと思います。そのためにはやはり、放送局の人たちにこれだけ多くの人が望んでいるということを機会あるごとにアピールしていくことが必要だと思います。
前回の記事で紹介しましたが、同じNHKの「歌謡スクランブル」では3月17日のリクエスト特集で「若葉のささやき」がかかりました。それをリクエストしたのはお二人でしたが、真理さんの他の曲へのリクエストもたくさんあったと言っていました。そしてその後、3月30日には「アイドルコレクション(1)」で「水色の恋」が、4月5日の「青春のメロディー(3)」では「ひとりじゃないの」がかかりました。同じ番組で2週連続というのは珍しいですが、この「深夜便」もその間にあったのです。確証はありませんが、このように時系列で見てみると、リクエスト特集でのリクエストの多さがその後の放送に何らかの影響を与えたのではないか、と考えてしまうのです。実際はどうかわかりませんが、それを信じてこれからも機会あるごとに地道にリクエストを続けていこうと思っているところです。


なお、放送の中で若干気になった部分がありましたので、ちょっと嫌味な気もしますが触れておきたいと思います。
ひとつは「水色の恋」の作詞作曲者名ですが「田上」を「たがみ」と読んでいましたが「たのうえ」です。
次に「想い出のセレナーデ」のところで 「74年4月には大阪でフォーク・コンサートを開いている」と言っていましたが、それは大阪フェスティバルホールでのコンサートだと思います。しかし以前の記事で紹介したように「フォークコンサート」とは言えないと思います。石川鷹彦さんや吉川忠英さんとの共演コーナーもあったのでそう考えたのかもしれません。


16日よりしばらく応答ができません。コメントはいただけますが掲載、返信は23日以降になります。記事の更新も25日以降になりますのでご承知ください。

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消えた8万票

3月17日NHKFM「歌謡スクランブル」リクエスト特集で天地真理さんの「若葉のささやき」がかかりました。お聴きになれなかった方もおられると思いますので、お聴きください。リクエストはtenchimassuguさん、水色うさぎさんからでした。また曲は違っても真理さんの曲へたくさんの方からリクエストがあったということです。また機会があればさらに多くの方からのリクエストへの参加を期待します。



さて本題です。前回に引き続き雑誌「平凡」で天地真理さん担当編集者であった塩澤幸登さんの「忘れられない人」シリーズの話題です。
前回は1973年9月の「平凡」人気投票を紹介しましたが、今回は翌年1974年9月の人気投票です。これは天地真理さんの記事にも文章の中で触れられていますが、山口百恵(上)の記事の中に整理されて出ています。それを表にすると次のようになります。
平凡人気投票7409
前年10位だった山口百恵さんがトップに立ち、圧倒的な1位であった天地真理さんは6位に後退してしまいました。しかも票数を見ると前年の10分の1しかありません。いったい何があったのでしょうか。ただ山口百恵さんも33000票余りで前年1位の天地真理さん87000票には遠く及ばないのです。投票総数自体も9万票減っています。そこで得票数でグラフにしてみると次のようになります。(対象は両方の投票で共通の9名です)
平凡人気投票2年比較
この変化を塩澤さんは次のように考察しています。
「全体の投票数も下がっているのだが、天地真理が膨大な票数を失い、浅田、麻丘、小柳ルミ子らもある程度の大きさの被害を被り、それらの一部が山口百恵の票に流れたという分析でいいのではないかと思う。天地真理の持っていた大量の支持票はごっそりどこかに消えてしまった印象がある。」
たしかにグラフで見ると真理さんの8万票がそっくり消えて、残った票の中で百恵さんがシェアを伸ばした、という印象です。つまりこのグラフで考えるなら、真理さんは次々と登場してきた年下のアイドル達に人気を奪われたのではなく、真理さんの巨大な人気それ自体が自壊するように消え去ったということになるのではないでしょうか。
それでは、真理さんの8万票はどうして消え、どこへ行ったのでしょう? 私も塩澤さんの指摘で”消えた8万票”のことを知ったばかりで確定的なことは何も言えません。しかしいくつか思いつくことを挙げてみます。

一つ考えられることは”卒業”ということです。「平凡」の読者の中心は中学生だと思うのですが、当然1年1年学年は上がっていきます。真理さんのファンだった中学生が高校生になって「平凡」を買わなくなる、つまり「平凡」読者を卒業すると当然人気投票にも投票しなくなります。
また当時の高校生ではフォークや洋楽へと関心が移る人も多かったと思われます。つまり歌謡曲からの卒業という流れもかなりあったと思われます。これは人気投票だけでなくレコード売り上げにも大きな影響を与えたはずです。
ただいずれも単なる推測で根拠のあることではありません。また塩澤さんは72年以前や75年以後の人気投票については書いておられませんが、もし各年の人気投票のデータがあればもう少し深く探ることもできるかもしれません。
また塩澤さんによれば実は「平凡」の発行部数自体がこの前後かなり増減しているようで、それがどうして起こったのかとういうことも関係してくると思われます。

というわけで謎は解けませんでしたが、皆さんはどう考えますか?

<放送予定>
3月30日(木) 13:00~ NHKFM「歌謡スクランブル」
 アイドルコレクション(1)で「水色の恋」がかかります。
4月3日(月)午前3:00~ NHKFM「ラジオ深夜便」で
 <70年代アイドル・ファイル 天地真理集>です。
4月5日(水)13:00~ NHKFM「歌謡スクランブル」
 青春のメロディー(3)で「ひとりじゃないの」がかかります。



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”空前”の証明

さくら貝掲示板で1970年~75年当時の雑誌「平凡」の編集者だった塩澤幸登さんのブログが紹介されていました。見てみて驚きました。「忘れられない人」というシリーズが続いていてすでに相当な量になっているのですが、当時の芸能界のまったく知らなかったさまざまなエピソードがたくさん語られているのです。しかもよくあるような出所不明の伝聞ではなく、ご自身の直接体験したことがほとんどです。そしてその第1回が天地真理さんなのです。
それによれば塩澤さんは真理さんにマスコミで最初にインタビューした人のようで、それ以来「平凡」での天地真理担当として真理さんからも信頼される関係であったようです。もちろん人と人との関係は一方の感じ方がそのまま他方の感じ方と一緒とは限りませんが、塩澤さんは真理さんの全盛期を近いところで愛着をもって見守ってきてくれた人のように感じます。
真理さんについては第1回だけでなく他の人がテーマの回でもしばしば触れておられますし、真理さんに直接関係ない話題でも当時の芸能界の内幕が現れていて、このブログでも取り上げたいテーマがたくさんありそうなのですが、今回は客観的な数字にまつわる話題にしようと思います。

それは1973年9月の「平凡」における人気投票です。塩澤さんによるとそれはこういう結果だったということです。
平凡人気投票7309
1973年9月といえば「恋する夏の日」で真理さんが頂点を極めた頃ですが、それはこの数字にはっきり表れています。占有率とはこの10名の得票の中でどれだけの割合を占めるかという数字ですが、真理さんはほぼ40%となっています。つまりベストテンメンバーの得票のうち4割をひとりで占めていたということです。
平凡人気投票7309占有率

空前と言われた真理さんの人気は同時代を生きていた人たちには自明のことですが、知らない人たちに説明するのはなかなか難しくて、いろいろの角度からのアプローチがあるのですが、この「平凡」の数字は最もわかりやすく説得力がありますね。以前の記事でさまざまな「証言」でそれを試みたことがありましたが、その中に「我が高校のクラスでは、8割の男子生徒、5割の女子生徒が天地真理ファン」という証言がありました。それを読んで「ちょっと大げさじゃない?」と思った人もおられたかもしれませんが、22万票の中で4割ということは、「クラス」という小さな空間の中ではこの程度のことは当然ありえたと納得されるのではないでしょうか。ネットでも「天地真理は一人で他のすべてのアイドルと拮抗していた」という趣旨の書き込みを見たことがありますし、私もどこかで「天地真理の全盛期の人気はシェア50%」と書いた覚えがあります。これはいわば“体感”のようなものを根拠にしているのですが、この「平凡」の数字はそれを具体的な数字で裏付けてくれました。

しかしこれが翌年の人気投票では激変するのですがそれについては次回にします。
ともかく塩澤さんのブログは大変興味深いのでご覧になってみてください。


<放送予定>
NHKFM「歌謡スクランブル」リクエスト特集(2)で天地真理さんの「若葉のささやき」がかかります。
   3月17日(金) 13:00~ (第一曲です)


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スクリーンコンサート

<下に追加情報あります>
<もうひとつ追加情報あります>


2月26日のスクリーンコンサートに行ってきました。
「私は天地真理」のスクリーンコンサートは最初のお披露目の時に見ましたが、第2弾の「天地真理オン・ステージ」はなかなか見に行くことができませんでした。私のところからだと新幹線に乗っていかなければなりませんから、年金生活者にはかなりきびしいのです。時間的にも1日がかりになってしまうので「行くぞ!」と言う気持ちにならないとなかなか行けなかったのです。しかし現在の上演予定では4月までということですから、ぐずぐずしていると行きそびれてしまいます。そこで何とか予定をやりくりして行ってきました。そして、思い切って行ってきて本当によかったと今思っています。
会場は原宿のCAPSULEというホールですが、私はもともと原宿にはまったく土地勘がなく、会場周辺はおそらく昔からの小路がそのまま残っているのでしょうが、曲がった道が入り組んでいて見つけるのにかなり苦労しました。事前にパソコンで地図を印刷して持っていたのですが、道幅などの感覚がよくわからず、結局使い慣れないスマホのマップでやっとたどり着きました。着いてみると少し前に通り過ぎた建物で、よく見ると入口の上の壁に「CAPSULE」と書いてあったのですが下ばかり見ていて気付かず、時間が早めだったので入口の看板も出ていなくてわからなかったのです。東京を離れて40年以上経ち、全く“おのぼりさん”になってしまいました。
原宿カプセル

みなさんは私ほどドジではないと思いますが、初めての方は事前に詳しく調べたりスマホを利用できるようにするなど準備をしておくことをお勧めします。
入り口を入ると真保さんや荘さんなどスタッフの方が迎えてくださいました。毎回本当にご苦労なことで感謝いたします。
ホールの中は35人定員ということでこじんまりしていていましたが、私はアットホームな感じの広さで気に入りました。この日は結構多くの方が来られていましたが少し余裕が残るくらいの入りで、80分ほどの上演も楽な環境で見ることができました。

さて、スクリーンコンサートそのものですが、真理さんのうた自体はCDと同じですから聴き慣れているのですが、音響はやはり違いました。普段はイヤホンで聴くことが多いのですが、大音量でのびのび広がる響きは細部もはっきり聴こえますし、音が豊かで心も解放されていくようでした。
そしてもちろん映像が新鮮でした。このコンサートは録音用に設定されたライブコンサートで椅子に座って固定マイクで歌ったということは知っていましたし、一部は写真で見ることができましたが、実際どんな様子だったのか初めて具体的に見ることができました。
まず真理さんの服装はレコードのジャケット写真でもわかっていましたが、いつものステージ衣装ではなく普段着のような恰好でした。ただ今回わかったのはズボンはGパンのようなものではなくパンタロンのような裾の広がったものだったこと、靴は白い大きな(当時はやっていた)厚底靴だったことです。一見普段着のようだけれど、やはりちゃんとおしゃれをしていたのですね。
しかしそれでも普通のステージ衣装に比べるとずっと地味です。ちょっとおしゃれなフォーク歌手と言った感じですが、いつも<うた>をそっちのけにして「可愛さ」だけを褒められてきた真理さんが、敢えてヴィジュアルな魅力を封印して、余計なことに気を取られず<うた>だけに集中しようという強い意気込みを私は感じました。
それはともかく、広い角度で撮られた写真を見ると、ステージと客席がとても近かったということもわかりました。高低差も小さいですし、真理さんの座っている椅子の位置はステージの端からせいぜい1~2mくらいのように見えました。ですから前列の人は真理さんが本当に間近に見られたのではないでしょうか。録音にはときどき真理さんが客席に語り掛けているところがありますが、お互い目と目を合わせて語り掛けていたのかもしれません。実際そういうことをうかがわせる写真もありました。
それにしても客席を見ると見渡す限り若い男性ですね。みんなさわやかな若者(実は私も当時は彼らと同年代の若者でした)ですが、あれだけの人数になると、取り囲まれるように女性ひとりでステージに立つというのはどんな気持ちなのでしょう。真理さんも地響きのような歓声について聞かれて「ちょっと怖い」と答えていたこともありましたね。でもさすがに慣れているのか全く動ぜず落ち着き払って歌っていました。
でも観客は男性だけではなく若い女性や子供連れの家族も結構いたことが開場前に並ぶ人たちの写真からわかりました。こういう写真も初めて見ましたが、当日の華やいだ雰囲気も伝わってきました。
しかし何といっても素晴らしいのは真理さんの表情ですね。マイクの前で椅子に座りっぱなしでも、さまざまな表情を見せて歌う真理さんは生き生きとしてまさに輝いています。中には(おそらくファンに向かって)破顔一笑といったくだけた表情もあって、静止画とは言え素晴しい音響に包まれて、まるでそのコンサートの会場にいるような気持ちになりました。それは言葉ではやはり説明しきれないもので、ぜひ実際にご覧になることをお勧めします。実際に見なければわからない驚くような映像もありますから。
それから当日はおまけの映像もありました。これも初めて見るものも含め素晴らしかったです。詳しいことは紹介しませんが、次回も同様のものが見られるようですからぜひ行って見て下さい。
6.jpg

このスクリーンコンサート、私は充分に楽しみましたが、それだけにもっともっと幅広い人たちに見てほしいなあと改めて思いました。できれば音楽評論家とか良質なマスコミ関係者など発信力のある人たちに見てもらえれば、世間の<天地真理>の印象は一変するのではないでしょうか。

<追加>
真保さんがお母さん(真理さん)と一緒に谷康一さんの演奏を聴きに行ったとツィートされています。
約40年前の谷さんとの共演は真理さんの最後の全国ツァー「そよ風に誘われて」でした。その様子はこちらでお聴きください。

<追追加>
NHKFM「歌謡スクランブル」リクエスト特集(2)で天地真理さんの「若葉のささやき」がかかります。
   3月17日(金) 13:00~ (第一曲です)


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君よ知るや南の国(3)

(1)ではオペラとの比較、(2)ではシングルとアルバムの比較をしてきました。今回はこのミュージカルのライブ版を取り上げてみたいと思います。カテゴリーも「聴き比べ」ではなく「秘蔵ライブ」シリーズになります。
「え!ライブ版ってあるの?」と思われる方もあると思います。たしかに、アルバム「君よ知るや南の国」はライブと間違われやすいですがスタジオ録音ですし、ライブ録音は公式には発売されていません。渡辺プロやソニーに残っているのではないかという期待もありますが、渡辺プロの場合は2006年のプレミアムボックス発売の際「クラス会」が発見されていますから、このミュージカルも録音・録画があればその時発見されていたはずではないでしょうか。ソニーはライブ録音があれば、わざわざスタジオ録音でアルバムを作る必要もないでしょうから、やはり持っていないのだと思います。
ではライブ録音はないのか、ということですが、日劇のステージそのものではないけれど、そこでのうたをうかがうことができる録音はあるのです。公演中に放送されたフジテレビ「ラブラブショー」での真理さんのうたです。
私がYoutubeに投稿した動画をご覧ください。どういう場面かわかるように台本を読めるようにしてあります。小さければ全画面にして見て下さい。「初めての涙」(~3:25)「明日へのワルツ」(~6:20)「君よ知るや南の国」が歌われています。



ほれぼれするような素晴しさです。テレビの番組ですから、タイプとしてはシングル版に近く、アルバム版ほどドラマティックではなくバランスの取れた美しいうたですが、歌い込んでミニヨンの心情もより深くとらえられています。シングルと比べると声も表現もより繊細で豊かになり、自然でみずみずしい情感があふれるようです。公式、非公式を問わず真理さんの歌の録音の中で最も完成度の高いものの一つと言えます。
私はこれは舞台で歌い込んできたおかげだとこれまで思っていました。しかし今回時系列を整理してみたら、この放送は6月1日、つまり公演が始まった翌日でした。そこでこのラブラブショーにも出演されたプロデューサーの橘さんにお尋ねしたところ、やはり公演に先立って録画されたようです。ということはそれまでの稽古で初日前にここまで仕上げたということです。観てもらうからには最初から完成したものを見せるという、当たり前かもしれませんがプロとしての仕事の厳しさを、この記事を書きながら垣間見た思いがしました。

なお、この「ラブラブショー」の番組そのものもYoutubeで聴くことができます。出演は真理さんと峰岸さんのほか、ゲストに小山田宗徳、,友竹正則、宮川泰、安井かずみ、中村哮夫(演出)、橘市郎(制作)などの皆さん、それに特別ゲストとしてミュージカルに出演した犬のジャックとその飼い主である 岡崎友紀さん、さらに 森光子さんの声のメッセージもあります。打ち解けた楽しい会話からこのミュージカルの制作現場の雰囲気も伝わって来るようです。



もうひとつ、この制作現場の雰囲気を感じさせる録音があります。公演の約2か月前1975年4月7日に放送されたTBS「モーニングジャンボ奥様8時半です」です。この日は「天地真理さんの3つの秘密」という特集で、その3つ目としてミュージカル「君よ知るや南の国」が紹介されています。ゲストは小山田宗徳さんと加茂さくらさんです。



このミュージカルへの真理さんの意気込みと、初めての経験への不安、それを暖かく見守ってくれているベテランのお二人のやさしさが伝わってきますね。

さてこのようにこのミュージカルに関係した録音はいくつかあるのですが、ミュージカルの舞台そのものの映像・録音は写真以外には存在しないと私はあきらめていました。ところがあったのです!
何と8mmカメラで撮影された映像がデジタル化されて公開されたのです。
中島志津男さんがfacebookで「君よ知るや南の国」と「大人への憧れ」を公開されています。
 「君よ知るや南の国」はこちら
 「大人への憧れ」はこちら

このような映像が見られるとはまさに奇跡と思えます。私は実際に見たとはいえ、それほど近い席ではありませんでしたから、こういう真理さんの表情まではあまりよく見ることができませんでした。ですからこれは初めて見る映像です。これによってある意味で真理さんの活動の中の空白が埋められ、いわば“ミッシング・リング”がつながったと言えます。公開してくださった中島さんには深く感謝したいと思います。
なお、中島さんはこれ以外にも真理さんの貴重な映像を公開されていますからこちらをぜひご覧になってください。

3回にわたってミュージカル「君よ知るや南の国」をテーマ曲を中心に様々な録音、録画で見てきました。そのことを通じて、私自身、このミュージカルの魅力をあらためて知ることができました。また、その中で天地真理さんが普段テレビなどではなかなか発揮できなかった多彩な表現力を存分に発揮し、一段と成長したこともわかると思います。


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