FC2ブログ

天地真理さんの「表現」

news天地真理さんの新CD・DVDボックス発売!
          詳しくはこちら
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今回は前回紹介した「スケルツォ第4番」さんのブログ記事をもう少し詳しく見ていきましょう。
第2回の「プロフェッサー天地真理」の冒頭にはこう書かれています。少し長くなりますが引用します。

「音楽大学の教授(プロフェッサー)として歌を教えている天地真理さんを見たかった!」この思いが私にホームページを作らせるきっかけとなりました。天地真理さんの歌を聴く度に「この歌はこう歌うのよ」「ここはこんな風に歌うといいわね」なんて教えてくれる声が聞こえてくる気がするのです。なぜこんな感覚に襲われるのか。いろいろと考えてみました。どうも天地真理さんは、詩とそれに付けられた音が最も魅力的で、最も美しいハーモニーを奏でるように音の表現を積極的に追求したようなのです。その一例が1976年9月に中野サンプラザホールで歌った「旅人よ」です。ここで天地真理さんは、ふつうレガートで歌われるこの曲のメロディーをノンレガートのように切って歌っています。しかも、滑らかに連続せず少し途切れる一音一音に優しい繊細な表情をつけるので、メロディーの中の半音階進行と相まってこの歌に何か神秘的な静寂に包まれるような、不思議な、美しい雰囲気を醸し出すことに成功しています。(強調は引用者)

この「旅人よ」については私も以前の記事で触れていますが、真理さんの<表現>に対してほとんど同じ聴き方をしているということがお分かりいただけると思います。
では、真理さんの<表現>とはどのようなものでしょうか。つづきを引用します。

「表現」に対する天地真理さんのこのような積極性はクラシック音楽教育の影響と思われます。過去に書かれた音符を再現する芸術であるクラシック音楽では、楽譜の「読み取り」(解釈)と読み取った内容の「表現」(再現)が極めて重要です。重要と言うより「核心」です。そのため演奏家はその作業に大変な努力を注ぎます。天地真理さんが自分の歌う歌に対して、それが自分のオリジナル曲であろうとカバー曲であろうと全く区別なく、自分なりの読み取りを加えて、より美しい表現をどこまでも追求したことは想像に難くありません。(強調は引用者)

クラシック音楽は演劇と同じようなもので、台本(楽譜)はあっても、その言葉をどのような抑揚で語るかは役者(演奏者)の解釈なのです。ですから同じ曲であっても無限の表現法があります。(たとえばこの動画
ですから演奏者は、それ自体音を発しない楽譜から、音楽を読み取り、実際の音として表していくのです。ポピュラー音楽の場合ももちろん同様なことはあるでしょう。しかし例えばシンガーソングライターであれば、自分のうたがそのままオリジナルなのですから、客観化された作品を解釈するということはないでしょう。シンガーソングライターでなくても「持ち歌」というのはそういう面があります。ですから「カバー」という言葉が使われるのですね。
真理さんもピアノのレッスンや国立音中・高で受けた教育の中で自然とそうした楽譜からの読み取りと表現を身に着けていたでしょう。当時多くの歌手は作曲家の吹き込んだ録音テープで歌を覚えたようです。そうするとどうしても一定の先入観ができてしまいます。一方真理さんは、聴いて覚えるのではなく楽譜で覚えると言っていました。レコーディングの時も楽譜を見ながら自分でピアノを弾いて確認し録音に臨んだと言っています。ですから真理さんの表現はいつもオリジナルなのです。真理さんの「カバー」が他の歌手とはっきり違うことがしばしばあります。それはこうしたオリジナリティの故なのです。上記の記事の中で梅コマ版の「旅人よ」について、「(風に震える緑の)草原」の部分を真理さんがどう歌っているか書きましたが、まさに「自分なりの読み取りを加えて、より美しい表現をどこまでも追求した」ことの好例ですね。


※ 天地真理動画プロジェクト(仮称)の「歌手 天地真理を知っていますか」「空前のアイドルへの道」「フォーク歌手 天地真理」への意見、感想も引き続きお願いします。

     アーカイブ(過去記事)へ 
     ホームページ「空いっぱいの幸せ」へ

コメントは掲載までに多少時間がかかることがあります。しばらくお待ちください。

コメントの投稿

非公開コメント

熊五郎もCD予約したよ!

お久しぶりです。お元気でしたか?熊五郎です。
昼飯しながら、コメントしてます。熊は、毎日が日曜日状態です。
でも、真理ちゃんのイベント参加するために軍資金を稼げねばと、時々バイトしてます。さっそく、本日、ソニーミュージックへCD/DVD]予約を入れました。熊の楽しみは、昔の4チャンネルステレオで真理ちゃんのレコードを聴くことです。いい状態のものがありません。だからもう、昔にこだわるのをやめました。

Re: 熊五郎もCD予約したよ!

熊五郎さん
コメントありがとうございます。

突然のボックス発売のニューズでびっくりしました。規定数は一日で達成したようで発売決定と言うことですね。久しぶりのうれしいニュースでした。未発表音源・映像が結構あるということでとても楽しみです。ただいろいろ疑問もあって、それは次回触れたいと思います。

有史以来(と私は思っているのですが)の暑さが続きますが、お元気でお過ごしください。
プロフィール

ひこうき雲

Author:ひこうき雲
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
QRコード
QRコード