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黄金年鑑1972年

2月24日のラジオ日本「タブレット純 音楽の黄金時代」は「黄金年鑑1972年」でしたが、私のリクエストをかけていただけました。

最初に吉田拓郎「結婚しようよ」からこの年の時代的背景を見て、次に私のリクエスト「虹をわたって」をお聴きください。





番組HPではこの日の特集は、最初「黄金年鑑1972年」となっていましたので、お聴きのように1972年という年についての話題を書いて出したのですが、放送直前にHPを見ると「2,3月の歌」と付け加わっていました。そうすると「虹をわたって」は外れてしまうので、かけてもらえるかどうか、自信がありませんでした。しかしこの番組は「黄金リクエスト」というコーナーなら特集テーマと違ってもいいので、そこでかけてもらえました。久しぶりにリクエストがかかって、やはりうれしいですね。
ただ、読んでもらえたのは前半だけで、実は後半もあったのですが、私自身も長すぎるかなと思っていましたから、仕方ないですね。
全文は次の通りでした。

1972年でとても印象に残っているシーンがあります。6月中頃、テレビの歌番組で天地真理、小柳ルミ子、南沙織の3人娘がベストテンの1,2,3位を独占したシーンです。その時私は、これは一つの転換点だと思いました。つまり若者が音楽市場を”大人”から奪い取った瞬間だと思ったのです。吉田拓郎の「結婚しようよ」「旅の宿」の大ヒットによってフォークが大衆化してきたのも同じ流れでした。
アルバムでもこの年の年間1位は天地真理のファーストアルバムでした。アルバムは当時2000円前後でしたが貨幣価値で言うと今の3倍ぐらい、つまり今なら6000円くらいの感覚でした。したがって買えるのは大人が中心で、演歌とか洋楽が中心だったのです。ですから若いポップス系の歌手が1位を占めたこの出来事は特筆すべきことでした。しかもこの天地真理のファーストアルバムはフォークのカバーアルバムといってもいい内容でしたから、いわばアイドルとフォークと言う若者の支持を凝縮したような性格をもっていたのです。
こうして若者文化が大衆文化の主流となっていく、その転換点となったのが1972年と言っていいのではないでしょうか。

リクエストはそのファーストアルバムから「あのすばらしい愛をもう一度」です。天地真理さんの名唱です。

(※もし、上の音源がなかったら)
リクエストは天地真理さんが3曲連続オリコン1位と言う当時前人未到の記録を達成した「虹をわたって」です。

ここで書いたことは以前このブログにも書きました。<アーカイブ>にも入れてありますが、こちらをご覧ください。


※ 天地真理動画プロジェクト(仮称)の「歌手 天地真理を知って
  いますか」
「空前のアイドルへの道」への意見、感想も引き続き
  お願いします。


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No title

 72年は、日本を取り巻く社会環境の大きな転換点だったというのは、間違いないと思います。天地真理さんの出現は、その転換点に影響を与えた一人として評価できると思います。

 ところで、1月末のグーグル検索のロゴに、昭和の日本の女性アイドル歌手を描いたようなイラストがありました。誰かと思いきや、テレサ・テンの生誕65周年を記念し、その代表曲「The Moon Represents My Heart」(月亮代表我的心)の絵だそうです。

 私は、これまで、この曲を知らなかったので、YouTubeを見たら、鄧麗君(テンリー・チュン) の名で、多くの曲や動画がUPされています。
 今まで私が見てきたテレサテンとは、全くちがう歌手であり、なるほどアジアの歌姫と呼ばれていることが理解できました。

 日本では、アイドル演歌歌手→ポップス演歌歌手として成功し、また、日本の多くの歌謡曲を中国語で歌い、アジアに広げたということは、リアルタイムで知っていましたが、ネット社会でない時代に、アジア各地を転々と活動し、さらにアメリカ、パリに住んでおり、かなりパワフルな人だったんですね。

 このようなことを考えさせるYouTubeですので、天地真理さんについても、当時のTV番組、コンサートの動画が、ネットでもっとたくさん見られれば、今の時代における評価もかなり違ってくと思います。その時は、いつくるのでしょうか。

Re: No title

chitaさん
おひさしぶりです。
コメントありがとうございます。

テレサ・テンについては私はあまり聴いてもいないし、詳しく知らなかったのですが、Youtubeで少し聴いてみました。
おっしゃるように、日本語のうたで知っていったのとはだいぶ印象が違いました。日本語の歌はどうしてもたどたどしくて何か違和感がありましたが、中国語の歌は言葉はわからないのに<うた>はすんなりと胸に入ってきました。とても美しいうたを歌う人だったのですね。
しかしそれも多くの動画があるからこそわかることですね。真理さんの場合は、全盛期がちょうど家庭用ビデオが本格的に普及する直前でしたし、放送局でもまだまだビデオテープは貴重で使いまわしていた頃でした。またビデオが普及してきた頃には真理さんのテレビへの出演は少なくなってしまっていましたから、紅白とかレコード大賞とか限られた機会のもの以外はほとんど残っておらず、歌手天地真理の多彩な面はテレビでは伝えられていないのですね。もし「スクリーンコンサート」をテレビで放送してくれるなら、その評価は大きく変わるだろうと思うのですが。
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