女性の陽の歌声の象徴

1月6日(土)ラジオ日本「タブレット純 音楽の黄金時代」の「元気の出る歌」特集で天地真理さんの「ひとりじゃないの」がかかりました。さっそくお聴きください。


この曲はこの日の放送では2曲目にかかったのですが、1曲目はクレージーキャッツの「黙って俺についてこい」でした。この曲は「そのうち何とかなるだろう」という本当に楽天的でまさに「元気の出る歌」ですが、「ひとりじゃないの」は同じ意味で「元気の出る歌」というわけではありません。アルバム版や歌詞違い版(”旅”バージョン)ならそういう面もあると思いますが、シングル版はかなり違います。むしろしっとりとした歌い方ですね。しかしタブレット純さんが「女性の陽の歌声の象徴」と紹介したように、真理さんの声の明るさ、あたたかさ、やさしさが沁み込むように萎れたり固くなっていた心を温めて生き生きとさせてくれる、その意味でたしかに「元気の出る歌」と言っていいでしょう。
またタブレット純さんはこの曲を「女性アイドルの概念を確立した曲」と言っています。アイドルの原型を作ったのは天地真理さんだと言われますが、真理さんが本当に独自の<天地真理の世界>を確立したのはこの「ひとりじゃないの」でしたから、たしかにそう言っていいでしょうね。
この曲もリクエストではなかったけれど、タブレット純さんはいい選曲をしてくれますね。ラジオを通して聴くと聴き慣れたこの曲も、あらためて新鮮に聴こえてきました。

もうひとつ、この放送で“発見”したことがありました。最後から2曲目に朝倉理恵さんの「さようなら 今日は」という曲がかかったのです。真理さんの「さよなら こんにちわ」と同名ですね。こういう曲です。お聴きください。


テレビドラマの主題歌ということですから、ご存知の方は多いのでしょうが、私はテレビをあまり見ない方でしたから驚いてしまいました。なかなか良い曲ですが、真理さんの「さよなら こんにちわ」とはだいぶ感じが違いますね。題名も「さようなら」と「さよなら」、「今日は」と「こんにちわ」というように微妙に違っています。でも作詞は両方とも安井かずみさん(真理さんの方は山口洋子さんと共作)なのに、どうして同名になったのでしょう?謎ですね。




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陽の歌声

 こんにちは。私が真理さんの声の明るさに気づかされたのは、還暦を前にして真理さんを再発見してからです。当時はもちろん真理さんの歌声に魅了されていたのですが、そんな分析をしていませんでした。逆にその明るさが「歌が下手」などの風評を作ったのかもしれません。
 ひこうき雲さんはご存じかと思いますが、以下のURLで、
 http://d.hatena.ne.jp/Cosmopolitan/searchdiary?word=%C5%B7%C3%CF%BF%BF%CD%FD
 コスモポリタンさんが、「恋は水色」の日本語の歌詞は、オリジナルの仏語とは、かなりかけ離れて悲しみが希望に転換される趣があり、その日本語の歌詞にもっともふさわしい歌唱が真理さんであると述べられています。「その明るい声は、すこしも停滞することなく、透明なのびやかな声で、悲しみが希望へと転調するような青春の明るい突き抜けた叙情を巧まずして表現していると思う。」
 私は森山良子さんが歌う海外のフォークポップスをよく聴いていたところへ、「時間ですよ」の真理さんのギターの弾き語りで衝撃を受けました。真理さんの明るさと一方で哀愁を感じさせる少しハスキーな声に直感的に心を奪われたのだと思います。

Re: 陽の歌声

HardTop さん
コメントありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。

おっしゃる通り、真理さんの声の明るさは独特ですね。だから本文でも「あたたかさ、やさしさ」と書き添えました。つまり豊かな表情を持った明るさなのですね。たしかに、そのことに気付かない人は「歌が下手」と思ったかもしれません。当時は暗くて悲しい歌が“大人の歌”だと思われていましたから。
コスモポリタンさんの分析を久しぶりに読んで、あらためて感心しました。表現が本当に的確で言葉が豊かなのです。私もずいぶん参考にさせてもらいました。もっと読ませていただきたいと思っていたのですが、その後中断したままになっているのは残念です。ほかにもすぐれたブログがいくつも休止状態になっていますね。また復活してくれるとうれしいのですが。



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