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「あの年この歌 1971年」(1)

11月7日、BSジャパンの「あの年この歌」は「1971年 ティーンアイドル花盛り 新3人娘の時代」でした。この番組についてはすでに「さくら貝」掲示板をはじめあちこちで取り上げています。特にクミさんのブログが詳しく紹介していますのでご覧になってください。
私は放送前は、番組HPの予告記事に出ていた予定される曲名が他の二人が2曲ずつ出ているのに真理さんだけ「水色の恋」1曲しかなかったのであまり期待できないな、と思っていました。しかし実際に見て、意外とよかったというのが正直な感想です。
  (動画は「さくら貝」掲示板から埋め込みでお借りしました)


何よりよかったのは初めて見る映像がいくつもあったことです。特に「水色の恋」のギター弾き歌いはうたも表情も本当に素晴らしく驚きました。デビュー直後ということですが、たしかに「時間ですよ」でギターを抱えて窓辺に座り初めて「水色の恋」を歌った時の映像を連想させます。
それにしてもこの「水色の恋」は即興性が豊かで実に素晴らしいですね。冒頭「さよならの言葉さえ 言えなかったの」というたったこれだけのフレーズで一言一言に豊かな表情があります。私が驚いたのは次の「白雪姫みたいな心しかない私」のフレーズで、そっと声を落としてささやくように歌っていますが、思わずハッとさせられ、心がときめきました。こういう歌い方はほかには聴いたことがありません。同じような表現は「あなたの姿」の後、「あなたの声は」でもあります。ほかにも、「涙だけが~」の「~」の部分や「ひとしずく ひとしずく」の繊細なニュアンス、最後の「わ・た・し・の(想い出に)」の心地よいリズムなど、心惹かれる表現が次々と現れて、素晴らしいです。前半の語りっぽい歌い方はまさにフォーク歌手ですが、こういう豊かな表情付けはフォーク歌手にあまり見られないものです。また真理さんの表情もうたと一体となって刻々と変化し本当に魅力的です。デビュー直後と言うことですが、「時間ですよ」の経験があるとはいえ、すでに堂々としたスターと言う印象ですね。これまで「時間ですよ」は別として、歌手デビュー後の公開されている真理さんの映像としては「ちいさな恋 TVバージョン」が一番古い映像で、「水色の恋」を歌う映像は無かったと思うので今回の映像が最も古いものになるのではないでしょうか。
このほかにも「ちいさな恋」を歌う映像、本番前か?緊張をほぐすように深呼吸している映像なども見たことのないものです。特に後者はステージではない素顔の真理さんを見ることができて貴重ですね。
これら貴重な映像がどういう機会のものかはわかりませんが、よく探し出してくれたと思います。テレビで放映される真理さんの映像と言うとレコード大賞とか歌謡大賞とか決まりきったものが多いのですが、BSジャパンと言うややマイナーな局でこういうものを見つけられるなら、もっとメジャーな局ではもっといろいろな映像をもっている可能性があるのではないでしょうか。ともかく番組スタッフの努力に感謝したいと思います。

ただ番組全体とすると「新3人娘」と謳いながら実際には南沙織さんが中心になっていましたし、真理さんについての解説も常識的なものでした。それでも上の動画の中でも「70年代前半だけでオリコン1位獲得曲は5曲、まさに空前の人気だった」と紹介していて、実績は一応ちゃんと押さえていたように思います。
しかし内容では気になるところがかなりありました。そのことについては次回で扱いたいと思います。


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No title

 デビュー直後の「水色の恋」ギター弾き語り、本当にすごい。やはり、天地真理は、フォーク歌手だったですね。

 来月12月13日発売の<「翼をください」を作った男たち>と題して、作詞家・山上路夫と作曲家・村井邦彦のコンビの作品集の中に、「明るい表通り 天地真理」があります。 他の曲の大部分は、赤い鳥、森山良子、トワエモアの歌になっています。

 本来、天地真理は、この人たちの分類に入れるべきですが、あまりにも容姿が良すぎましたね。

 今回のTVの中でも、本物の真理ちゃん自転車が登場しておりますが、どうしても、天地真理と言えば、幼児、子供に大人気になったことが、TV界のエポックとして取りあげられてしまいますね。

 しかし、天地真理さんには、多くのアルバム(LP)が残されており、それを今聞くと(50代以上の大人が聞いても)、単に懐かしさということ以外に、時代と関係なく、癒される曲ばかりです。子供の歌のお姉さんという評価はやや残念ですね。

Re: No title

mariminafan さん

「ちいさなパーティー」について教えていただけますか?

Re: No title

chita さん
コメントありがとうございます。

「水色の恋」すばらしいですね。これでGパンをはいてシャツなどを着てつけまつげをしていなければ完全にフォーク歌手ですね。でも白っぽい清楚な衣装やまつげパッチリの化粧で輝いて見えるのも事実で、豊かな顔の表情を一層引き立てているとも言えますね。

真理ちゃん自転車は彼女の人気を象徴するものではありますが、そればかり繰り返すと、たしかに「歌のお姉さん」のような印象を受けてしまう人もいるでしょうね。そのあたりのことは次回触れたいと思います。

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どうも、ありがとうございます

 番組も、全体は見ていませんが、真理さんの魅力を伝えようとしてくれているようで良かったです。小柳ルミ子さんが、今になっても、不満らしいことを言っているのが残念です。かわいい衣装とかは会社の方針であり、真理さんの意志でやっていたことではないと真理さんも言っています。こんな妬みや根も葉もない噂が真理さんの体を悪くさせる原因にもなっていたのだと思います。

 しかし、真理さんに関する最近の番組や記事の中では、一番良かったと思います。特に「水色の恋」はいいです。
 数ある水色の恋の中で、アルバム天地真理オンステージの最初にあるギターだけで、ゆったりと歌う水色の恋が私は一番好きですが、それが映像化されたようで、とても魅力的です。しかも、これはデビュー間もない頃なので、一層、すばらしく感じます。
 もっと発掘してほしいですね。ひこうき雲さんが、以前、書いておられたように、みなが少しずつでも真理さんのリクエストをしていることが、このような番組につながっている気がします。

Re: どうも、ありがとうございます

tenchimassugu さん
コメントありがとうございます。

番組そのものについては次回以降触れるつもりです。

私も「水色の恋」で最も素晴らしいのは「オンステージ」版だと思っています。石川鷹彦、吉川忠英という名手2人のギター伴奏に支えられてひたすら<うた>に集中し、一瞬の弛緩もなく表現しつくした名唱だと思います。今回のものは、真理さん自身の弾き歌いで、終始緊張が続く「オンステージ」版に対し、自然なインスピレーションでリラックスして即興的に歌っている感じがします。これも新たな名唱ですね。

>みなが少しずつでも真理さんのリクエストをしていることが、このような番組につながっている気がします。
そうですね。今回はクミさんにテレビ局から協力依頼のメールが直接入ったようですが、皆さんが様々な形で真理さんの魅力を訴えてきたことが何らかの力になっていると思います。すぐ結果が出なくても続けることは大事ですね。
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