カバーされた真理さん2
「カバーされた真理さん」2回目は1980年代以降です。
最初は浜田朱里さんの「想い出のセレナーデ」です。これはただのカバーではなく、浜田さんの7枚目のシングル(1982.2)としてリメイクされたものです。ちょうど2人を比較した動画がYoutubeにありましたのでお聴きください。
浜田さんはデビューが松田聖子さんや河合奈保子さんと同期で、このシングルを出したのは19歳頃だと思いますから、この曲を歌った頃の真理さん(22~23歳)と比較するのは気の毒かもしれません。Wikipediaによれば自分でも歌は下手と言っていたようですが、この歌は雰囲気もよくあっていたのではないでしょうか。
次もシングルとして発売されたものです。胡桃沢ひろ子さんの2枚目のシングル「恋する夏の日」です。1991年11月6日の発売と言うことで、どうしてそんな季節はずれになったのかわかりませんが、真理さんの誕生日の翌日ですね。
この頃になると<アイドル>がパターン化されてきたのでしょうか。歌を歌っているというより体操をしているみたいですし“アイドルらしく”元気に見せようという感じですね。そこにはスタッフの持つ「恋する夏の日」のイメージが投影されているのでしょう。ともかく健康的で元気な歌ですね。
次は浜崎あゆみさんの「水色の恋」です。私は浜崎さんのことはよく知らないのですが、歌手デビュー(1998年)から間もない頃なのでしょうか。
浜崎さんのその後のイメージからすると意外な感じかもしれませんが、きわめてストレートに歌っていますね。特に情感を込めることもなく鼻歌みたいに淡々と歌っています。
最後に一番最近のカバー、「Mプロジェクト」による「ひとりじゃないの」です。「Mプロジェクト」はキャンディーズなどを手掛けた音楽プロデューサー松崎澄夫氏が東日本大震災支援のチャリティーソングとして呼びかけ多くのアーティストの参加を得て録音されたものです。参加アーティストは、feat. 石川ひとみ, 伊藤蘭, 太田裕美, 大島花子, 桑江知子, サエラ, ザ・リリーズ, ラヴァーズソウル, 広谷順子, 中尾ミエ, 松本 明子, michiko, 山下久美子のみなさんです。
これについては以前取りあげたことがありますので、そちらをご覧ください。
また、これは最初はネットでのみ配信されていましたが、その後録音された他の曲と合わせてCDアルバムとして販売されているようです。詳しくはこちらをご覧ください。
また石川ひとみさんがその経過などについて語っていますのでお聴きください。最後(18:34~)にCDバージョンの「ひとりじゃないの」が流れますが上のバージョンとは別のようです。
今まで見てきた人たちは当時の真理さんより年下で、ちょっと幼かったり、アイドルと言うことにとらわれていたりしました。しかしこの企画は実績ある人たちが歌っていて、曲自体の良さがとてもよく出ていると思います。真理さんの手を離れたことによってこの曲の価値をより多くの人に知ってもらい、そのうえでもう一度真理さんの歌う「ひとりじゃないの」を聴いてもらえば、天地真理と言う歌手がどんなに素晴らしいうたを歌っていたか、あらためて分かるのではないでしょうか。
chitaさんから教えていただきましたが、参加メンバーの一人ラヴァーズソウル(CHIHIRO)さんは「ひとりじゃないの」を自分のライブのプログラムにも加えていろいろのところで歌ってくれているようです。“アイドルの歌”というイメージから完全に自由になって、この歌の豊かさが十分に表現されています。
そしてこんな素敵な場面もあったようです。
http://ameblo.jp/chihiro-weblog/entry-11207724120.html
こんなふうに真理さんの歌がもっともっといろいろの人に歌われて広がっていくといいですね。
※「カバーされた真理さん」は2回の予定でしたがもう一回続きます。
※リクエスト情報
FMしばたはhttp://www.agatt769.co.jp/index.htmlから。
NHKFM「ミュージックプラザ」(月曜) 1月6日は「お正月だよリクエストスペシャル」、20日は「祝誕生日 太田裕美スペシャル」です。他の日や特集に関係のないリクエストも可能です。
リクエストを出す時、「天地真理特集をお願いします」という要望を書き添えましょう。
FM軽井沢「天地真理ミュージックコレクション」へは天地真理オフィシャルウェブサイトの「FM放送」へ。
アーカイブ(過去記事)へ 「空いっぱいの幸せ」へ
コメントは掲載までに多少時間がかかることがあります。しばらくお待ちください。
最初は浜田朱里さんの「想い出のセレナーデ」です。これはただのカバーではなく、浜田さんの7枚目のシングル(1982.2)としてリメイクされたものです。ちょうど2人を比較した動画がYoutubeにありましたのでお聴きください。
浜田さんはデビューが松田聖子さんや河合奈保子さんと同期で、このシングルを出したのは19歳頃だと思いますから、この曲を歌った頃の真理さん(22~23歳)と比較するのは気の毒かもしれません。Wikipediaによれば自分でも歌は下手と言っていたようですが、この歌は雰囲気もよくあっていたのではないでしょうか。
次もシングルとして発売されたものです。胡桃沢ひろ子さんの2枚目のシングル「恋する夏の日」です。1991年11月6日の発売と言うことで、どうしてそんな季節はずれになったのかわかりませんが、真理さんの誕生日の翌日ですね。
この頃になると<アイドル>がパターン化されてきたのでしょうか。歌を歌っているというより体操をしているみたいですし“アイドルらしく”元気に見せようという感じですね。そこにはスタッフの持つ「恋する夏の日」のイメージが投影されているのでしょう。ともかく健康的で元気な歌ですね。
次は浜崎あゆみさんの「水色の恋」です。私は浜崎さんのことはよく知らないのですが、歌手デビュー(1998年)から間もない頃なのでしょうか。
浜崎さんのその後のイメージからすると意外な感じかもしれませんが、きわめてストレートに歌っていますね。特に情感を込めることもなく鼻歌みたいに淡々と歌っています。
最後に一番最近のカバー、「Mプロジェクト」による「ひとりじゃないの」です。「Mプロジェクト」はキャンディーズなどを手掛けた音楽プロデューサー松崎澄夫氏が東日本大震災支援のチャリティーソングとして呼びかけ多くのアーティストの参加を得て録音されたものです。参加アーティストは、feat. 石川ひとみ, 伊藤蘭, 太田裕美, 大島花子, 桑江知子, サエラ, ザ・リリーズ, ラヴァーズソウル, 広谷順子, 中尾ミエ, 松本 明子, michiko, 山下久美子のみなさんです。
これについては以前取りあげたことがありますので、そちらをご覧ください。
また、これは最初はネットでのみ配信されていましたが、その後録音された他の曲と合わせてCDアルバムとして販売されているようです。詳しくはこちらをご覧ください。
また石川ひとみさんがその経過などについて語っていますのでお聴きください。最後(18:34~)にCDバージョンの「ひとりじゃないの」が流れますが上のバージョンとは別のようです。
今まで見てきた人たちは当時の真理さんより年下で、ちょっと幼かったり、アイドルと言うことにとらわれていたりしました。しかしこの企画は実績ある人たちが歌っていて、曲自体の良さがとてもよく出ていると思います。真理さんの手を離れたことによってこの曲の価値をより多くの人に知ってもらい、そのうえでもう一度真理さんの歌う「ひとりじゃないの」を聴いてもらえば、天地真理と言う歌手がどんなに素晴らしいうたを歌っていたか、あらためて分かるのではないでしょうか。
chitaさんから教えていただきましたが、参加メンバーの一人ラヴァーズソウル(CHIHIRO)さんは「ひとりじゃないの」を自分のライブのプログラムにも加えていろいろのところで歌ってくれているようです。“アイドルの歌”というイメージから完全に自由になって、この歌の豊かさが十分に表現されています。
そしてこんな素敵な場面もあったようです。
http://ameblo.jp/chihiro-weblog/entry-11207724120.html
こんなふうに真理さんの歌がもっともっといろいろの人に歌われて広がっていくといいですね。
※「カバーされた真理さん」は2回の予定でしたがもう一回続きます。
※リクエスト情報
FMしばたはhttp://www.agatt769.co.jp/index.htmlから。
NHKFM「ミュージックプラザ」(月曜) 1月6日は「お正月だよリクエストスペシャル」、20日は「祝誕生日 太田裕美スペシャル」です。他の日や特集に関係のないリクエストも可能です。
リクエストを出す時、「天地真理特集をお願いします」という要望を書き添えましょう。
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