カバーされた真理さん
聴き比べシリーズですが、今回はいつもと逆に真理さんの歌のカバーを特集して見ました。
真理さんの歌もいろいろの人がカバーしていて、以前はYoutubeにももっと出ていたのですが、削除されたものもあります。今回は現在Youtubeで見られるものを取り上げます。それ以外にどんな人が歌っているか、maristさんのHP「夏を忘れた海」に紹介されている自作CD「トリビュートアルバム」(「CD他」→「趣味で作ったCD」)をご覧いただくとよいと思います。
年代順に2回に分けて紹介します。今回は1970年代です。
最初は”花の中3トリオ”当時の森昌子さんの「ひとりじゃないの」です。森昌子さんはものまね名人ですが、これはものまねではなくカバーです。森昌子さんはアルバムにも録音していたと思いますがこれはライブのようです。3曲歌っていますが、「ひとりじゃないの」は2曲目で3:20頃からです。
「うまい」と言われる森昌子さんもこの時点では若いですね。現在Youtubeでは聴けないようですが桜田淳子さんも「ひとりじゃないの」を歌っていましたが、それは幼いくらい可愛いうたでした。それに比べると森昌子さんは少し大人の感じですが、真理さんの豊かな表現に比べると素朴ですね。しかしそれは年齢的に仕方ないことです。森昌子さんはこの頃はこういうポップス調の曲も歌っていましたが、基本は演歌なのでこの「ひとりじゃないの」にも、目立たないけれど演歌的な歌い方が出ていて独特なうたになっていますね。
次は森昌子さんと同年代で後に演歌歌手に成長する石川さゆりさんの「若葉のささやき」ですが、埋め込みコピーができないので、こちらをご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=ZH_8BfG5VjE
こちらも明るくさわやかに歌おうとしているけれど、やはり演歌的な歌い方があちこちに顔を出しますね。
次はキャンディーズの「空いっぱいの幸せ」です。
キャンディーズは中3トリオより少し年齢が上だけに充実したうたですね。特に3人がひとりづつ交代で歌うところはなかなか表現が豊かです。しかし3人が一緒に歌うところでは、3人で合わせなければならないのでちょっと機械的になって表情が豊かとは言えないのが残念です。
次はぎりぎり70年代に入る石川ひとみさんの「想い出のセレナーデ」です。
声に透明感があって感傷的になり過ぎず、品のあるうたですね。ただ心を動かすというところまではいってないようです。
石川ひとみさんは真理さんにあこがれて歌手への道を歩んだ人ですが、他の人たちも当時、天地真理さんを目標にしていて、だからカバーも録音しているのですね。だからいずれも真理さんより年下なので、どうしても少し子どもっぽくなります。
真理さんの歌を童謡みたいとか子どもっぽいとかいう人がいます。そういう人は<曲>と<うた>の区別ができないのです。確かに同じ曲を中高生の年代の歌手が歌うと子どもっぽく聴こえます。しかしその曲を真理さんが歌うと実に豊かになるのです。同じ材料、同じレシピを使ってもできあがった料理にはおいしいものもあればおいしくないものもあります。どんな素朴な材料、どんな簡単なレシピでもとびきりおいしい料理をつくってしまう、それが天地真理さんなのです。
※リクエスト情報
FMしばたはhttp://www.agatt769.co.jp/index.htmlから。
NHKFM「ミュージックプラザ」(月曜) 1月6日は「お正月だよリクエストスペシャル」、20日は「祝誕生日 太田裕美スペシャル」です。他の日や特集に関係のないリクエストも可能です。
リクエストを出す時、「天地真理特集をお願いします」という要望を書き添えましょう。
FM軽井沢「天地真理ミュージックコレクション」へは天地真理オフィシャルウェブサイトの「FM放送」へ。
アーカイブ(過去記事)へ 「空いっぱいの幸せ」へ
コメントは掲載までに多少時間がかかることがあります。しばらくお待ちください。
真理さんの歌もいろいろの人がカバーしていて、以前はYoutubeにももっと出ていたのですが、削除されたものもあります。今回は現在Youtubeで見られるものを取り上げます。それ以外にどんな人が歌っているか、maristさんのHP「夏を忘れた海」に紹介されている自作CD「トリビュートアルバム」(「CD他」→「趣味で作ったCD」)をご覧いただくとよいと思います。
年代順に2回に分けて紹介します。今回は1970年代です。
最初は”花の中3トリオ”当時の森昌子さんの「ひとりじゃないの」です。森昌子さんはものまね名人ですが、これはものまねではなくカバーです。森昌子さんはアルバムにも録音していたと思いますがこれはライブのようです。3曲歌っていますが、「ひとりじゃないの」は2曲目で3:20頃からです。
「うまい」と言われる森昌子さんもこの時点では若いですね。現在Youtubeでは聴けないようですが桜田淳子さんも「ひとりじゃないの」を歌っていましたが、それは幼いくらい可愛いうたでした。それに比べると森昌子さんは少し大人の感じですが、真理さんの豊かな表現に比べると素朴ですね。しかしそれは年齢的に仕方ないことです。森昌子さんはこの頃はこういうポップス調の曲も歌っていましたが、基本は演歌なのでこの「ひとりじゃないの」にも、目立たないけれど演歌的な歌い方が出ていて独特なうたになっていますね。
次は森昌子さんと同年代で後に演歌歌手に成長する石川さゆりさんの「若葉のささやき」ですが、埋め込みコピーができないので、こちらをご覧ください。
http://www.youtube.com/watch?v=ZH_8BfG5VjE
こちらも明るくさわやかに歌おうとしているけれど、やはり演歌的な歌い方があちこちに顔を出しますね。
次はキャンディーズの「空いっぱいの幸せ」です。
キャンディーズは中3トリオより少し年齢が上だけに充実したうたですね。特に3人がひとりづつ交代で歌うところはなかなか表現が豊かです。しかし3人が一緒に歌うところでは、3人で合わせなければならないのでちょっと機械的になって表情が豊かとは言えないのが残念です。
次はぎりぎり70年代に入る石川ひとみさんの「想い出のセレナーデ」です。
声に透明感があって感傷的になり過ぎず、品のあるうたですね。ただ心を動かすというところまではいってないようです。
石川ひとみさんは真理さんにあこがれて歌手への道を歩んだ人ですが、他の人たちも当時、天地真理さんを目標にしていて、だからカバーも録音しているのですね。だからいずれも真理さんより年下なので、どうしても少し子どもっぽくなります。
真理さんの歌を童謡みたいとか子どもっぽいとかいう人がいます。そういう人は<曲>と<うた>の区別ができないのです。確かに同じ曲を中高生の年代の歌手が歌うと子どもっぽく聴こえます。しかしその曲を真理さんが歌うと実に豊かになるのです。同じ材料、同じレシピを使ってもできあがった料理にはおいしいものもあればおいしくないものもあります。どんな素朴な材料、どんな簡単なレシピでもとびきりおいしい料理をつくってしまう、それが天地真理さんなのです。
※リクエスト情報
FMしばたはhttp://www.agatt769.co.jp/index.htmlから。
NHKFM「ミュージックプラザ」(月曜) 1月6日は「お正月だよリクエストスペシャル」、20日は「祝誕生日 太田裕美スペシャル」です。他の日や特集に関係のないリクエストも可能です。
リクエストを出す時、「天地真理特集をお願いします」という要望を書き添えましょう。
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