『氷の福音』①/「時代の肖像」反響/FMしばた
≪追記があります≫
shiolaboさんの労作『氷の福音』はお読みになったでしょうか。
300ページを越える大作ですし、古今東西の書物が縦横に参照されており、中にはかなり難解なものありますから通読するだけでも相当な時間と労力を必要とします。しかし私は夢中で読んでしまいました。
感想をひとことで言うなら「とにかく、おもしろかった」ということになります。「おもしろかった」といっても、もちろん面白おかしいという意味ではありません。実に興味深かった、探究心をそそられた、といった意味です。
shiolaboさんが数年前から、天地真理さんについての著作に取り組んでおられることは存じ上げていました。いろいろの方に取材をしたり文献にあたられて新事実もいくつかつかんでおられるようでした。
その中で私が知ることができたのは「時間ですよ」のオーディションの時の控室の様子を写した写真です。真理さんがデビューのきっかけをつかんだ伝説のオーディションは語られることはあっても写真は見たことがありませんでしたが、2年ほど前、shiolaboさんに教えていただき掲載された本を購入して初めて見ることができました。下の写真です。オーディション本番(面接)の写真は今のところ公開されたものはありませんから、この写真が唯一その様子を知ることができる写真です。それにしても小さな控室ですね。予選があったという話を私は聞いていないので、これが応募者のすべてなのでしょう。「第2の天地真理」を謳って2万人の応募があったという第3シリーズのオーデションと比べるとささやかなものです。この違いこそ「天地真理」登場の衝撃を物語っていますね。
写真を見てみましょう。立っているのは久世さんですね。では真理さんはどこにいるでしょうか?

これはサムネイルではありません。クリックしても拡大しません。大きな写真で見たい方は『氷の福音』を購入して巻頭写真をご覧ください。しかし元の写真でも真理さんがどこにいるか、すぐにはわからないと思います。そこでその部分をさらに拡大した写真も載っていますからぜひそれをご覧ください。(購入するには塩崎研究所へ)
しかし、すぐにはわからないのは写真の大きさだけが理由ではありません。真理さん自身があまり目立っていないのです。それだけに、この真理さんの中の<華(はな)>を見抜いた森光子さんはやはり炯眼であったと言わざるを得ません。
このように、この写真ひとつとっても大変な“発見”ですから、shiolaboさんが他にどんな新事実をつかんでいるか、私は著書の完成を待ち続けていました。
そして今年一月、とうとう刊行という連絡があり公告もされました。ところがそこで紹介されていた「トピック」を見ると、気になることがいくつかありました。shiolaboさんは真理さんのことなら何でも礼賛するような人ではありません。それだけに真理さんにとってマイナスイメージになるようなこともあるかもしれない。もちろん、ひとりの人をトータルに論じようとすればそれは避けられないことです。ただ私が心配したのは、刊行された書物が独り歩きを始めて、たとえばマスコミの悪意ある報道に使われたりしないか、ということでした。それはこれまで真理さんがそうした悪意ある報道で何度も苦しめられてきたことを知っているだけに考えざるを得なかったのです。そこでそのことについて何回かshiolaboさんとやりとりをしました。その中で丁寧な説明をいただき、次第に不安は解消されていったのですが、それでも一抹の危惧は残っていました。
しかし今、実際に自分で通読して、私の心配はまさに杞憂にすぎなかったとはっきり言えます。
(つづく)
*************************************
もう一つ別の話題です。
先日、信越放送「日曜音楽夢工房」の中の「時代の肖像」での天地真理特集について報告しました。それを聴いた方のメッセージが6月2日の放送で読まれましたのでお聴きください。
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この人は元々真理さんファンのようですが、まとめて聴くことで確信が持てたというのですね。メッセージを出す人は限られていますが、一通のメッセージはいわば氷山の一角で、同じ感想を持った人が何倍もその影にいるものです。特集ができてやはりよかったなあ、とあらためて思います。
なお「マリリン・モンローと似ている」と言うことについては私も以前取りあげたことがありますのでご覧ください。
≪追記≫
本日FMしばた「ごきげんラジオ769」でNOZIKAさんのメッセージが読まれ、リクエスト「レイン・ステイション」がかかりました。
FMしばたはサイマルラジオで全国どこからも聴くことができるようになったので「中継」は終了しました。
しかし、パソコンの前でずっと聴いているわけにもいかないので、リクエストの状況が分からなくなりました。
この放送はNOZIKAさんが事前に連絡して下さったので録音できました。皆さんもリクエストを出したら、いつのどの番組か連絡いただければできるだけ対処したいと思います。
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※リクエスト情報
FMしばたはhttp://www.agatt769.co.jp/index.htmlから。
NHKFM「ミュージックプラザ」(月曜)6月17日は「雨の昭和歌謡」、24日は「上半期リクエストスペシャル」、7月8日は「坂の昭和歌謡」です。他の日や特集に関係のないリクエストも可能です。
FM軽井沢「天地真理ミュージックコレクション」へは天地真理オフィシャルウェブサイトの「FM放送」へ。
アーカイブ(過去記事)へ 「空いっぱいの幸せ」へ
コメントは掲載までに多少時間がかかることがあります。しばらくお待ちください。
shiolaboさんの労作『氷の福音』はお読みになったでしょうか。
300ページを越える大作ですし、古今東西の書物が縦横に参照されており、中にはかなり難解なものありますから通読するだけでも相当な時間と労力を必要とします。しかし私は夢中で読んでしまいました。
感想をひとことで言うなら「とにかく、おもしろかった」ということになります。「おもしろかった」といっても、もちろん面白おかしいという意味ではありません。実に興味深かった、探究心をそそられた、といった意味です。
shiolaboさんが数年前から、天地真理さんについての著作に取り組んでおられることは存じ上げていました。いろいろの方に取材をしたり文献にあたられて新事実もいくつかつかんでおられるようでした。
その中で私が知ることができたのは「時間ですよ」のオーディションの時の控室の様子を写した写真です。真理さんがデビューのきっかけをつかんだ伝説のオーディションは語られることはあっても写真は見たことがありませんでしたが、2年ほど前、shiolaboさんに教えていただき掲載された本を購入して初めて見ることができました。下の写真です。オーディション本番(面接)の写真は今のところ公開されたものはありませんから、この写真が唯一その様子を知ることができる写真です。それにしても小さな控室ですね。予選があったという話を私は聞いていないので、これが応募者のすべてなのでしょう。「第2の天地真理」を謳って2万人の応募があったという第3シリーズのオーデションと比べるとささやかなものです。この違いこそ「天地真理」登場の衝撃を物語っていますね。
写真を見てみましょう。立っているのは久世さんですね。では真理さんはどこにいるでしょうか?

これはサムネイルではありません。クリックしても拡大しません。大きな写真で見たい方は『氷の福音』を購入して巻頭写真をご覧ください。しかし元の写真でも真理さんがどこにいるか、すぐにはわからないと思います。そこでその部分をさらに拡大した写真も載っていますからぜひそれをご覧ください。(購入するには塩崎研究所へ)
しかし、すぐにはわからないのは写真の大きさだけが理由ではありません。真理さん自身があまり目立っていないのです。それだけに、この真理さんの中の<華(はな)>を見抜いた森光子さんはやはり炯眼であったと言わざるを得ません。
このように、この写真ひとつとっても大変な“発見”ですから、shiolaboさんが他にどんな新事実をつかんでいるか、私は著書の完成を待ち続けていました。
そして今年一月、とうとう刊行という連絡があり公告もされました。ところがそこで紹介されていた「トピック」を見ると、気になることがいくつかありました。shiolaboさんは真理さんのことなら何でも礼賛するような人ではありません。それだけに真理さんにとってマイナスイメージになるようなこともあるかもしれない。もちろん、ひとりの人をトータルに論じようとすればそれは避けられないことです。ただ私が心配したのは、刊行された書物が独り歩きを始めて、たとえばマスコミの悪意ある報道に使われたりしないか、ということでした。それはこれまで真理さんがそうした悪意ある報道で何度も苦しめられてきたことを知っているだけに考えざるを得なかったのです。そこでそのことについて何回かshiolaboさんとやりとりをしました。その中で丁寧な説明をいただき、次第に不安は解消されていったのですが、それでも一抹の危惧は残っていました。
しかし今、実際に自分で通読して、私の心配はまさに杞憂にすぎなかったとはっきり言えます。
(つづく)
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もう一つ別の話題です。
先日、信越放送「日曜音楽夢工房」の中の「時代の肖像」での天地真理特集について報告しました。それを聴いた方のメッセージが6月2日の放送で読まれましたのでお聴きください。
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この人は元々真理さんファンのようですが、まとめて聴くことで確信が持てたというのですね。メッセージを出す人は限られていますが、一通のメッセージはいわば氷山の一角で、同じ感想を持った人が何倍もその影にいるものです。特集ができてやはりよかったなあ、とあらためて思います。
なお「マリリン・モンローと似ている」と言うことについては私も以前取りあげたことがありますのでご覧ください。
≪追記≫
本日FMしばた「ごきげんラジオ769」でNOZIKAさんのメッセージが読まれ、リクエスト「レイン・ステイション」がかかりました。
FMしばたはサイマルラジオで全国どこからも聴くことができるようになったので「中継」は終了しました。
しかし、パソコンの前でずっと聴いているわけにもいかないので、リクエストの状況が分からなくなりました。
この放送はNOZIKAさんが事前に連絡して下さったので録音できました。皆さんもリクエストを出したら、いつのどの番組か連絡いただければできるだけ対処したいと思います。
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FMしばたはhttp://www.agatt769.co.jp/index.htmlから。
NHKFM「ミュージックプラザ」(月曜)6月17日は「雨の昭和歌謡」、24日は「上半期リクエストスペシャル」、7月8日は「坂の昭和歌謡」です。他の日や特集に関係のないリクエストも可能です。
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