スクリーンコンサート

「天地真理スクリーンコンサート」に行ってきました。
私はこれまでこうしたイベントがあると、決まって冠婚葬祭などが入って都合がつかなかったので、参加するのは今回がはじめてです。

新宿駅で降りるのは久しぶりでしたが、構内がいろいろ複雑になっていてどこへいっていいかわからずウロウロしていました。それに、普段スキズキしたところにすんでいるので、人の多さに圧倒され、正面から群れのように人が流れてくるのを見ると頭がくらくらしてしまいました。完全に“おのぼりさん”状態ですね。

それでも新宿駅で1,2の3ちゃんさん、それから一緒にお住まいのサンフォードさんと無事合流でき、会場へ向かいました。

コンサートの様子については他のブログなどでも掲載されていて、「さくら貝」掲示板にも一部紹介されていますのでそれらをご覧ください。
ここでは詳細な内容は省いて私が感じたことだけ記しておきたいと思います。

コンサートのはじめの頃は少しなじめませんでした。というのはああいう会場でスピーカーで音楽を聴くということに慣れていないせいです。というのはクラシックのコンサートではマイクは使いませんから、演奏している(歌っている)その人自体から音が出てくるのです。ですからその人の動き、表情が音楽と一体となっていて、聴く側もそこに集中できるのです。ところがマイクを使うと歌っている人と違うところから音が出てきますから、私の場合、目と耳がちぐはぐになってしまい、集中できないのです。私が真理さんの歌を初めて生で聴いたのはミュージカル「君よ知るや南の国」でしたが、この時は舞台上の動きがあるだけになおさらなじめなかったのを覚えています。
この日のコンサートも最初はそういう状態で音が拡散しているような感じでしたし、音量も私からすると少し大きすぎるのではないかと思えました。音楽は耳に侵入してくるような音量よりも、自分から耳をすまして聴きにいこうとするような音量の方が集中できるし、繊細なニュアンスも聴き取れるのではないかと思うからです。
というわけで最初は戸惑っていましたが、当時「私は天地真理」コンサ-トを実際に聴いた人もこんな感じで聴いていたんだ、と思いつくと自分の中に聴く枠組みのようなものができたようで、それからは楽しんで聴くことができました。

レコード(CD)を自分で聴くのと少し違った印象の曲もありました。最初の「水色の恋」、ピアノ弾き歌いの「夏を忘れた海」、アンコールの「矢車草」は私としてはこれまで少し不満足なところがあったのですが、今回は大音量の中でそういう部分が目立たなくなったのか、とても自然に聴こえました。逆に「告悔」は意外に元気よく聴こえてしまって真理さんの魂の訴えのような繊細なニュアンスが聴こえにくくなっていたように感じました。そこから考えたのですが、当時会場で聴いたファンの人たちも、この「告悔」から真理さんが抱えていた危機感を聴き取れていなかったのかもしれません。

映像は素晴らしいものでした。これだけ未発表の写真が眠っていたとは信じられません。しかもすべて魅力的なものばかりでした。刻々と変化する真理さんの表情が素晴らしいし、特にうるんだように輝く瞳の美しさは格別でした。もちろんそれは歌とともに見ることでより印象的になっていたのでしょうが。

コンサートの後で記念写真の撮影があり、撮影後真理さんが一人一人と握手をしてくれ、簡単に言葉を交わせる機会がありました。私の順番が来て真理さんと顔を合わせたとき、びっくりしました。そこにはあの写真と同じうるんだように輝く瞳があったからです。この日いただいた色紙のサインも筆跡に力がありバランスも安定していて、確かに体調はとても良くなられたと感じられました。
とはいえ、立ったままで100人近い人たちとひとりひとり会話をしながら握手していくというのは大変なことだったのではないでしょうか。私は順番が早い方で、後にかなりの人がいましたから二言三言の会話で済ませましたが、かなり長く話している人もいて、相当長時間になっていました。お疲れだったのではないかと思いますが、最後まで笑みを絶やすことなくしっかりと目を合わせて会話しておられました。考えてみると、全盛期の頃はこういうことを毎日のようにされていたのではないでしょうか。改めて当時の大変さを思いました。


※リクエスト情報
FMしばたhttp://www.agatt769.co.jp/index.htmlから。
  
NHKFM「ミュージックプラザ」(月曜)6月10日は「時の昭和歌謡」、17日は「雨の昭和歌謡」、24日は「上半期リクエストスペシャル」です。他の日や特集に関係のないリクエストも可能です。

FM軽井沢「天地真理ミュージックコレクション」へは天地真理オフィシャルウェブサイトの「FM放送」へ。


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凄くよかったスクリーンコンサート

夜分、遅くにこんばんわ。熊五郎です。お元気でしたか?
私も半年ぶりの真理ちゃんを見たくて行ってきました。
運が良かったのか?記念写真では真理ちゃんの横に座れました。
念願のツーショット?ではなかったけど、すご~く嬉しかった。
14歳より真理ちゃんのファンですけど、一度もツーショットの写真した
ことはありません。いつかツーショットしたいと思います。
「私は天地真理」は私にとっては、最後の聴いたコンサートでしたから
今回のスクリーンコンサートがどんな風にアレンジされているか?楽しみでした。
きれいな写真ばかりでした。けっこう大変だったと思います。
年数の経た写真をもう一度焼き起こすのは気をつかうし、なおさら、
スタッフの人は当時のコンサートを見ていないのですから。
欲をいえば、一部でもいいですから動画が見たいです。

Re: 凄くよかったスクリーンコンサート

熊五郎さん
コメントありがとうございました。

熊五郎さんは実際に「私は天地真理」コンサ-トをその場でお聴きになったのですね。
そうすると今回のスクリーンコンサートには特別の感慨があったでしょうね。
それに真理さんの隣に座れたということ、よかったですね。順番でしたから偶然でしょうが、熊五郎さんの思いが通じたということでしょう。
うれしい一日でしたね。

先日はありがとうございます。

 ひこうき雲様 先日は、お声をかけていただきまして、誠にありがとうございます。それにしましても、どの人物が shiolabo であるのかがどうしておわかりになったのでしょうか? ともあれ、ひこうき雲さんは当方のような突撃野郎とはちがって、予想通りの極上の紳士でありました!
 休日というものがない状況ですので早々に失礼しましたが、いずれまたお会いできる機会がもてれば幸いです。
 当日は他のファンのかたがたとも親交を結ばれましたでしょうか?

 それから、1,2の3様& Professor Goldstein にもお会いできて甚だ幸いでした。今後ともなにとぞよろしくお願いします。アドリブハウス塩崎研究所

Re: 先日はありがとうございます。

shiolaboさん

当日、お会いできてよかったです。どうして分かったかと言うと、休憩時間に帽子の話から名刺をお渡しになった方=Fumioさんにその名刺を見せていただきました。またある方から以前のイベントの際に帽子をかぶっておられたと聞いていましたのですぐわかりました。

ほかには1,2の3ちゃんさんに教えていただいて、Fumioさんご夫妻とsakuraさんにご挨拶できました。他にも名前だけ知っている方々が大勢おられたようですがよくわかりませんでした。ブログ等の報告やコメントを見るとあの人がそうかとわかった人もいますが。

私はその後、 Professor Goldstein がご馳走して下さるというので、西口の食堂で食事をして、改札でお二人とお別れしましたが、そのすぐ後、 Professor Goldstein が急に体調を悪くされて大変だったようです。今は回復され心配ないということです。

次回更新では「氷の福音」の感想を少し書きたいと思っています。ともかく多岐にわたっているのでどう書いたらいいか、これから迷いながら書いてみます。



はじめまして

ひこうき雲 様

はじめまして、初めてコメントさせていただきます。広島の新参者です。

貴ブログは拝見しておりました。ただ、ほとんど携帯からなので添付音源等は拝聴出来ずにいる事があるのですが。いつもあたたかい、優しい文章で、感銘をうけながら読ませて頂いてます。

スクリーンコンサート追体験の身には、本当に素晴らしかったです。
でも ひこうき雲さんがおっしゃる「スピーカーから音が出る違和感」は、よくわかりました。
クラシックの場合、電気を通さないアコースティック楽器は、どんなに聞こえ難くても生音ですよね。これが、一つキーボード等入れると、スピーカーに繋がざるおえず、悲しい事になります。音色や音量調整を他人(機械)に委ねるわけで、不本意です。

真理さんは、そんな環境でもあのような素晴らしい歌声を残されたんですね。凄いです。時計は戻せませんが、あの時代に返って真理さんに何か伝えられたら良いのにと、悔しいです。人生は厳しいですね。

長々と失礼しました。今後ともよろしくお願いしますm(__)m

Re: はじめまして

ガルボ・ピアノ弾きさん
コメントありがとうございます。
いつもガルボさんの演奏を聴か(見さ)せていただいたり、ブログを読ませているので「はじめて」と言う気がしません。
スクリーンコンサートの時には同じ会場にいながらどなたがガルボさんかよくわからず、ご挨拶もできずに残念でした。またの機会の楽しみにしておきます。

「あの時代に返って真理さんに何か伝えられたら良いのに」 当時インターネットがあって誰でも発信できたならそういうことが可能だったでしょうし、真理さんを支えることもできたと思います。真理さんの評価も全然違ったものになっていたでしょうね。

これからもよろしくお願いします。
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