この雨雲の次に 青空が開けるわ
YouTubeに「旅人は風の国へ」がUPされています。
投稿者のコメントにはこうあります。
「五月の柔らかな日差しに包まれて歌う、当時28才の天地真理さんです。あの時の嬉しかったこと、つい昨日のことのように想い出せます。まるで夢のような日から、早や30年の時が流れました ・・・
病魔に襲われ、2年半以上にも及んだ歌手活動休止の間「彼女はもう引退してしまうのではないか」と暗澹たる気持ちの中、待ちに待ち、請い願った真理ちゃんの復帰!!
私の目に飛び込んできた、ファン会報誌「ヤング」の告知に『これはもう、何をおいても応援せねばと駆けつけました』
時は、1980年5月4日(日)午後1時より、JR吹田駅前ダイエーの屋上にて♪ 愛・つづれ織り ♪ のキャンペーン風景です。同時に録音もしておけば完璧でしたが、なにせ、この日のために慌てて買ったキャノンAE-1(初めての一眼レフ)のピント合わせに、いっぱいいっぱいで。サイン会の最中、不意に顔を上げてにっこり微笑んだ真理ちゃんに、あたふたド素人カメラマンはフォーカスを決める間もありませんでした。」
この曲は真理さんが3年に及ぶ闘病を乗り越え復帰した再デビュー曲『愛・綴れ織り』のB面の曲です。ミニコンサートの写真からは再び歌えるようになった真理さんのよろこびが伝わってくるようですし、コメントからは再び真理さんに会えたこの時のうれしさがにじみ出ています。
私自身は当時、真理さんが復帰したことさえ知らないでいたのですが、この動画を見て、真理さんの復帰への強い願いと、3年間信じて待ち続けたファンの想いとが、現実となって実を結んだ瞬間に立ち会ったような思いがします。
曲もまた私の大好きな歌ですが、松本隆作詞で、真理さんの歌ではめずらしくいわば“人生の応援歌”のような詞です。しかしそれを真理さんのそれまでの苦闘と重ねてみるなら、真理さん自身の軌跡であり、それを乗り越えて見えてきた希望の歌といえます。
どうせ振られるわと あきらめてしまわずに
信じることに照れて 臆病にならないで
自分を捨てないで 涙よりほほえみを
哀しくも美しく それが私よ
この雨雲の次に 青空が開けるわ
生きている限り 誰も立ち止まれないの
詞だけでなく、澄み切った真理さんのうたはまさに哀しくも美しく、涙を越えたほほえみがあります。
そこに至る苦難の道がどれほどのものであったか、その一端は次回に紹介したいと思いますが、真理さんもそういう思いを込めて歌っていたのではないでしょうか。
「空いっぱいの幸せ」INDEXに戻る
投稿者のコメントにはこうあります。
「五月の柔らかな日差しに包まれて歌う、当時28才の天地真理さんです。あの時の嬉しかったこと、つい昨日のことのように想い出せます。まるで夢のような日から、早や30年の時が流れました ・・・
病魔に襲われ、2年半以上にも及んだ歌手活動休止の間「彼女はもう引退してしまうのではないか」と暗澹たる気持ちの中、待ちに待ち、請い願った真理ちゃんの復帰!!
私の目に飛び込んできた、ファン会報誌「ヤング」の告知に『これはもう、何をおいても応援せねばと駆けつけました』
時は、1980年5月4日(日)午後1時より、JR吹田駅前ダイエーの屋上にて♪ 愛・つづれ織り ♪ のキャンペーン風景です。同時に録音もしておけば完璧でしたが、なにせ、この日のために慌てて買ったキャノンAE-1(初めての一眼レフ)のピント合わせに、いっぱいいっぱいで。サイン会の最中、不意に顔を上げてにっこり微笑んだ真理ちゃんに、あたふたド素人カメラマンはフォーカスを決める間もありませんでした。」
この曲は真理さんが3年に及ぶ闘病を乗り越え復帰した再デビュー曲『愛・綴れ織り』のB面の曲です。ミニコンサートの写真からは再び歌えるようになった真理さんのよろこびが伝わってくるようですし、コメントからは再び真理さんに会えたこの時のうれしさがにじみ出ています。
私自身は当時、真理さんが復帰したことさえ知らないでいたのですが、この動画を見て、真理さんの復帰への強い願いと、3年間信じて待ち続けたファンの想いとが、現実となって実を結んだ瞬間に立ち会ったような思いがします。
曲もまた私の大好きな歌ですが、松本隆作詞で、真理さんの歌ではめずらしくいわば“人生の応援歌”のような詞です。しかしそれを真理さんのそれまでの苦闘と重ねてみるなら、真理さん自身の軌跡であり、それを乗り越えて見えてきた希望の歌といえます。
どうせ振られるわと あきらめてしまわずに
信じることに照れて 臆病にならないで
自分を捨てないで 涙よりほほえみを
哀しくも美しく それが私よ
この雨雲の次に 青空が開けるわ
生きている限り 誰も立ち止まれないの
詞だけでなく、澄み切った真理さんのうたはまさに哀しくも美しく、涙を越えたほほえみがあります。
そこに至る苦難の道がどれほどのものであったか、その一端は次回に紹介したいと思いますが、真理さんもそういう思いを込めて歌っていたのではないでしょうか。
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