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日本のポップス黎明期

下に<訂正>があります

前回の更新から2か月近く経ってしまいました。実は次回は新しい動画を、と思っていたのですが、これが難航を重ねてまだできていません。それでも他に話題があればいいのですが、すっかりネタ切れになっていてとうとうこんなに開いてしまいました。
ところが最近の新聞に記事にできそうな話題がありましたので、さっそく取り掛かりました。ところがまだ未完成なままうっかり「保存」をクリックしてしまったために、実は1日だけ未完成な記事が見られる状態になっていました。アクセス数も上がっていましたから、早速見に来てくださった方もいたようです。そこで、早く完成しなければと思っていたところ、昨日(27日)、弘田三枝子さんの訃報がニュースで流れました。そこで急遽予定を変更して、そちらを先に取り上げることにします。
弘田三枝子さんは1960年代前半、若者たちにとても人気があり、当時は「アイドル」という言葉はありませんでしたが、あれば間違いなく当時のトップアイドルの一人ということになるでしょう。弘田三枝子さんは新聞によれば1961年に14歳でデビューということですが、当時同じような年代の人たちが続々とデビューしていました。中尾ミエさん、伊東ゆかりさん、園まりさんの2代目三人娘(スパーク三人娘)や田代みどりさん、九重佑三子さん、梓みちよさんなどで、アメリカンポップスのカバーが中心でした。私はその頃は小学校高学年から中学校という時期でしたが、ちょっと湿った日本の歌謡曲とは違った明るく楽しい音楽が大好きになりました。私たちの世代は彼らによってポップスに目覚めたといっていいと思います。とりわけ弘田三枝子さんのうたは、はちきれんばかりにパワフルなうたで、私は彼女が特に好きというわけではありませんでしたが、圧倒的に強い印象を持っていました。彼女は後に「人形の家」で大変身してカムバックしましたが、私にはやはり爆弾娘のミコちゃんが懐かしいです。
日本でのポピュラー音楽は彼らがアメリカやフランス、イタリアなどの歌をまずカバーで歌い、やがて日本人の作詞・作曲家のオリジナル曲を歌って若い世代に定着していきました。直輸入から国産へ、そうした歩みを担ったのがこの世代の人たちでした。そして私もその過程を自分の成長とともに見てきたわけですが、私の印象で、その過程でとてもユニークで大きな役割を果たしたのがNHKのバラエティー番組「夢で逢いましょう」の「今月の歌」ではなかったかと思っています。「今月の歌」は作詞:永六輔、作曲:中村八大で毎月新曲が提供され、その中から、「上を向いて歩こう」「遠くへ行きたい」「こんにちは赤ちゃん」などの数々の名曲が生まれ、ポピュラー音楽が若い人だけでなく世代を超えて愛されるようになったのではないでしょうか。
実は天地真理さんが「今月の歌」を歌った動画がYoutubeにあります。真理ちゃんシリーズの中でジュリーとともに歌った「おさななじみ」です。もともとは「夢で逢いましょう」の常連でもあったデュークエイセスが歌った曲ですが、私も大好きな曲です。



弘田三枝子さんは享年73歳だそうです。すると天地真理さんとそれほど違わないのですね。私はひと世代違うような印象を持っていましたがデビューが早かったからですね。ともかく亡くなるには早すぎます。私もほとんどかわらないので、心穏やかでないところがあります。ともかく、ご冥福をお祈りいたします。

<訂正>
東海ラジオ『ドットーレ・しょうこのドキドキラジオEX』で真理さんの特集があるようです。  8月2日午前1:00~1:30


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