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天地真理月間

お知らせしたように7月25日のNHKFM「歌謡スクランブル」は「天地真理作品集」でした。真理さんご自身もお聴きになったようですし、ファンの方々もみなさん喜ばれているようです。聴き逃された方もいると思いますので、どんな様子だったか、曲抜きですがお聴きください。



ヒット曲中心ですが、シングルでも後期のもの、シングル以外のオリジナル、ファーストアルバムを中心としたカバーも混じえてあり、”お決まり”でない選曲で、真理さんのアルバムを聴いたことのない人などはとても新鮮だったのではないでしょうか。それにやはり1時間たっぷり聴けると真理さんのうたのすばらしさはよりよくわかりますね。そして何といっても全国放送です。幅広い多くの人に聴いてもらえたと思います。

7月18日は「ライブトンネル」、19日は月例の「スクリーンコンサート」がありました。1週後25日にこの「歌謡スクランブル」、さらに1週後8月1日はFM軽井沢「太田忠の経済・金融縦横無尽」の「天地真理特集③」が続き、8月22日にはやはり太田さんの「天地真理特集④」があります。ほぼ1か月の間に形態の違いはありますが<天地真理特集>といえるものが次々とあります。まるで<天地真理月間>ですね。
さらに6月までさかのぼれば6月20日、27日には太田さんの「天地真理特集①、②」がありました。性格は違いますが、この頃からミッツ・マングローブさんが「オールナイトニッポン ゴールド」で「真理ちゃんの45周年イベントを応援しよう」と呼びかけて曲をかけたり話題にしてくれ、かなりの反響も出てきています。
ともかくこの2か月間、真理さんについて話題に事欠かないという状態が続いているのです。そう考えると、本当に感慨深いものがあります。私が真理さんと“再会”した2003年頃は猛烈なバッシングがあり、あるファンの方は「私たちは隠れキリシタンのようなもの」とさえ言っておられました。それから12年、小さな石を一つ一つ積み上げるようなファンの方々の粘り強い努力でここまで来たのですね。それをさらに前進させるために、それぞれのできることをやっていきましょう。

そして、その簡便な手段として私がいつもお勧めしているのはリクエストです。
「歌謡スクランブル」という番組はリクエスト番組ではありません。基本的に局が構成を決めています。毎週土曜は一人の歌手の特集になっているので「今度は誰にしよう」と考えて天地真理特集を組んでくれたのでしょうが理由はわかりません。
その点リクエスト番組は明快です。リクエストが多いかどうかです。以前から「ミュージックプラザ」への<天地真理特集>リクエストを呼びかけていますが、実現すれば80分間、聴きたい真理さんの曲が流れるのです。そして実現するかどうかは私たちの努力次第です。ぜひリクエストを出しましょう。そして<天地真理特集>の要望を忘れず書き添えてください。

その際、NHKがどういう音源を持っているのかわからなかったのですが、今回の「歌謡スクランブル」でその一端がわかりました。
つまり曲目リストにあったCDの規格番号を調べると今回使われたのは次のCDです。

 GOLDEN JPOP/THE BEST 天地真理
                  (SRCL4401)
 ゴールデン ・ アイドル 天地真理  (MHCL30248-9)
 ゴールデン☆ベスト 新三人娘   (MHCL1933-4)
 水色の恋/涙から明日へ      (SRCL1866) 
 天地真理 ベスト・コレクション  (30DH218) 

つまりこれらのCDに収録されている曲ならばNHKにあるのでかけてもらえるということです。もちろんこれら以外にもあると思います。以前「レイン・ステイション」や「一杯のレモンティー」がかかったこともありますからおそらく「天地真理 コンプリート・シングル・コレクション・アンド・モア」はあると思います。ただ「プレミアムボックス」はおそらく持っていないと思います。もっとも私は「プレミアムボックス」を購入してほしいという気持ちも込めて、他には収録されていない曲をあえてリクエストすることもありますが。
ともかくこれも参考にリクエストをぜひ出しましょう。

※リクエスト情報

FMしばたhttp://www.agatt769.co.jp/index.htmlから。

NHKFM「ミュージックプラザ」(月曜)8月3日は「夏祭りの昭和歌謡」、24日は井上陽水、31日は「夏の終わりのリクエストスペシャル」です。他の日や特集に関係のないリクエストも可能です。
リクエストを出す時、「天地真理特集をお願いします」という要望を書き添えましょう。

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ライブトンネル

7月18日、「ライブトンネル ファイブ」に行ってきました。「ライブトンネル」はタイムトンネルを通って真理さんのライブを聴こうという意味だと思いますが、ファンの皆さんがコンサートなどで生収録された貴重な音源を聴かせていただける機会です。私の関心からするとファンクラブ関係のイベントの中でも何よりも参加したいものだったのですが、どうも都合が合わず、これまで参加できませんでした。今回は幸い都合がつき、他についでに寄りたいところもあったので、新幹線で上京して参加しました。

最初のプログラムは1974年の浅草国際劇場での公演から「ロックの真理ちゃん」、そして75年の中野サンプラザでの「天地真理リサイタル」でした。真理さんのロックはこの国際劇場の後の大阪フェスティバルホールでの公演でも歌っており「48クラッシュ」はこのブログでも紹介していますので参考にご覧ください。
中野サンプラザでのリサイタルはホームページ「夏を忘れた海」のパンフレットで曲目がわかります。「ライブトンネル」ではすべてを聴けたわけではありませんが、「我がよき友よ」はドリームランドショーでも歌っていますし、「母」は私がYoutubeにアップしたテレビスタジオでの歌もありますから参考にしてください。
私が最も印象的だったのは「母」ですが、テレビ版は4月7日、リサイタルは19日と10日ほどしか違わないのですが印象はだいぶ違います。テレビ版がダイナミックで切々とした情感が迫ってくるのに対し、リサイタル版は繊細でやさしい印象でした。テレビではシンプルな伴奏、リサイタルは大きな編成でしたからその影響もあったかもしれません。

2つ目のプログラムは1976年の日劇での「天地真理ショー 愛の渚」で、たしか8月30日の公演の録音だったと思います。その前8月7~9日は大阪 梅田コマ劇場でのショーがあり、9月8日には中野サンプラザで全国ツアーの初日がありました。したがって日劇公演ではそれぞれの公演と重なった曲目がありました。
そこで、それぞれ頭の中で思い浮かべながら比較して聴いているととても興味深かったのですが、特に印象的だったのは「びっこの仔犬」です。加山雄三さんの曲ですが、梅コマの時に比べすみずみまで表現が磨かれて素晴らしい名唱でした。同じく加山雄三さんの「旅人よ」は3公演すべてで歌っていますが、それぞれ特徴が違い、真理さんの<うた>を考えるうえでとても興味深いものでした。「陽射しの中で」は真理さんの声が繊細なのにバンドの音が大きく、ちょっと聴き取りにくくなっていたのが残念でしたが、中野サンプラザでの名唱につながる表現であったと思います。
後半のヒットメドレーは曲が進むにつれてぐんぐん盛り上がっていくのが伝わってきて、最後の「恋と海とTシャツと」そして「愛の渚」は真理さんのうたの魅力が全開でした。

以上の2つのプログラムも十分魅力的でしたが、この日のハイライトはやはり3つ目のプログラムでしょうか。
それは当時8ミリカメラで撮影された真理さん絶頂期の動画2本でした。録音の方はこの頃からカセットレコーダーが普及してきていたので最初の2本のようにある程度残されているのですが、ビデオはまだ普及していませんでしたから真理さんの動画と言うのはテレビからの録画を除いてほとんどありません。その意味で本当に貴重な記録です。
最初は1973年向ケ丘遊園での「空いっぱいの幸せ」キャンペーンイベント「真理ちゃん気球に乗って大空へ」でした。気球に乗った真理さんも出てきますが、その前後に行われた(であろう)ショーが中心でした。客席から見た感覚そのままで、テレビで見る真理さんより少し遠めなので、真理さんの身体全体の動きがよくわかりました。私(だけかもしれませんが)の印象としてテレビで見慣れていた真理さんより細めでしなやかだなあ、と思いました。テレビでは太って見えると真理さん自身が言っていましたがその通りですね。そして一番素敵だったのはその動きです。一見まだ少女のような初々しさを感じさせながら、長く深々とした礼や観客への対応、ステージ隅でカメラを構えるマスコミ陣への自然なポーズ、マイクコードの扱いを含めた歌唱時の身体表現など、押しも押されもしないトップスターとしての自信に満ちていて、貫録のようなものさえ感じました。今回の「ライブトンネル」のポスター(?)の写真はこの時のものと思いますので参考にご覧ください。
しかし何といってもすごかったのは74年夏頃の「アタック真理ちゃん」の動画です。まるでかぶりつきのような接近した位置から見上げるように撮られていて、テレビでも見たことの無いような臨場感ある真理さんが見られました。オープニングのテーマソングのところから魔法にかけられたように引き込まれてしまいましたが、特にアップで撮られた「恋と海とTシャツと」を歌う真理さんはよろこびが弾け出てくるような生き生きとした表情で、歌そのものとも一体化して見たこともないようなオーラを発していました。さくら貝掲示板に撮影者ご本人がフェイスブックにアップした写真が出ていますが、静止画でもその一端は感じ取れるのではないでしょうか。
ともかくこれは真理さん絶頂期の魅力を余すところなく伝えていて、これを見れば、当時、真理さんが日本中の人々から愛された理由が誰にも納得されるでしょう。

当時の8ミリフィルムは3分程度しか連続撮影できなかったそうで、この動画も3人がかりでフィルムを次々取り替えながら撮ったのだそうです。またカセットレコーダーでの録音もマイクを分解して胸ポケットにおさめるなど大変な苦労をされたようです。今回の「ライブトンネル」は私の予想をはるかに超えた素晴らしいものでしたが、それはこうした大変な苦労をしながら録音、撮影をし、その貴重な記録を快く提供してくださった方々、企画、会場設定、運営を担ってくださったスタッフの皆様のおかげであることは言うまでもありません。深く感謝いたします。
そして動画の最後にちらっと見えたのですが、次回(あるいはその次)の「ライブトンネル」は、動画は無いものと諦めていたあの舞台がついに登場するようです。楽しみに待ちましょう。


◎8月1日(土)、22日(土) FM軽井沢 午後4時~5時 『軽井沢発!太田忠の経済・金融“縦横無尽”』で<天地真理特集 第3回、第4回>があります

◎7月25日(土) NHKFM 「歌謡スクランブル」(13:00~14:00)は「天地真理作品集」です。シングル以外のオリジナル、カバーも含まれます。

※リクエスト情報

FMしばたhttp://www.agatt769.co.jp/index.htmlから。

NHKFM「ミュージックプラザ」(月曜)8月3日は「夏祭りの昭和歌謡」、24日は井上陽水、31日は「夏の終わりのリクエストスペシャル」です。他の日や特集に関係のないリクエストも可能です。
リクエストを出す時、「天地真理特集をお願いします」という要望を書き添えましょう。

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最近の言葉から

急に暑くなりました。そのせいか気力ももう一つで、そろそろ新しい記事を、と思うのですが、いいテーマが浮かびません。そこで最近印象に残った言葉を紹介したいと思います。

さくら貝掲示板で「ミッツ・マングローブのオールナイトニッポン・ゴールド」のことが紹介されています。最初の回はリンクが出ています。少々長いですが通して聴いてみてください。

「こんな生き様さらすアイドル、ほかにいるか?」
真理さんに関することは13分くらいから始まります。ミッツさんから天地真理さんの45周年イベントを盛り上げようという呼びかけがあり、35周年の時のインディーズアルバムから「水色の恋」をかけました。するとその後の反響が大きくたくさんの人からメールなどがあったようです。全盛期の真理さんをリアルタイムで知っていた人もあれば全く知らなかった若い人もありました。
そのなかで14歳の人からの「ライブで体力もつのだろうか」というメールに対してミッツさんが、「そんなことは客が心配することじゃない。ドタッて倒れてもそのアーティストの生き様なんだから」と答え、それに続けていった言葉が「こんな生き様さらすアイドル、ほかにいるか?」です。「さらす」と言う言葉はとっさに出たようでミッツさんもちょっと違和感があるようですが、言いたいことはわかるような気がします。私も最近、こんなに正直に生きてきた人はいないんじゃないか、と思うようになりました。
この少し前では「その切なさを背負った、今の真理ちゃんの生き様をステージの上で拝みたいじゃない」とも言っています。(26分頃)


「愚問です」
その若い人たちの中で「天地真理さんは今でいえばAKBやモモクロくらいすごかったんですか?」という質問に対してミッツさんが答えた言葉が「愚問です」でした。(45分頃)

「身を削り、魂を削り、それを歌声に乗せて届けていてくれていた」
「愚問です」の説明としていまの集団アイドルに対し1人でステージに立っていた真理さんをはじめとする当時のアイドルを評してミッツさんが言っている言葉です。(46分頃)

「例えられる人なんていない」
やはり若い人のメールで、50代のお母さんに天地真理さんについて尋ねたら、「とにかくすごい人。ベストテンに入る人。例えられる人なんていない」だったそうです。50代と言うと当時はせいぜい小学生くらいだと思いますが、真理さんの印象は鮮明に残っているのですね。(66分頃)

「クソおしゃれな曲じゃないか」
2回目、3回目の放送はさくら貝掲示板で直接該当部分を聴けます。これを聴くと若い世代の人たちの反応が多いですね。そしてみんなとても率直です。「『私が雪だった日』を聴いて涙が出てきた」と言う人もいます。やはりマスコミの影響力は大きいですね。そしてミッツさんと言うよく知られた人(実は私はこれを聴くまで知らなかったのですが)の発言の影響力も大きいですね。ミッツさんは<アイドル天地真理>、あるいは真理さんの<生き様>に関心があるようですが、もちろん真理さんの歌も評価しておられ、2回目では71年版「水色の恋」、3回目では“雨の歌”特集にからめ「レイン・ステイション」をかけてくれました。そして「レイン・ステイション」についてミッツさんが言った言葉が「クソおしゃれな曲じゃないか」です。この言葉がリスナーに受け止められれば真理さんの歌の評価もさらに高まるでしょう。
ともかく“天地村”とは関係のないミッツさんがこんな風に応援してくれるのは本当にありがたいし、大きな広がりももてるでしょう。Facebookで見ると真理さん自身も喜んでおられるようですね。ただ、ミッツさんは「静かに」応援したいとも言っておられますからそれを含んでおく必要はありそうです。

(追加  sakuraさんがRTされてます)
「時代が追いついた天地真理」
今やっと天地真理さんの真価が多くの人に理解されるようになってきましたね。

ミッツさんと違うところでもう一つ

「いつも本音でしか話しをしないアイドルでした」
これはどなたか(最近物忘れが進行しているので失礼ですが)のサイト(ツイッター?)から訪ねた島袋光紀さんと言う方のブログの中の言葉です。雑誌「女学生の友」の別冊『プチプチ』1974年11月号のグラビア記事を撮影、編集したときの話があり、そのあと天地真理さんには雑誌「GORO]の取材もしたという話のところでこの言葉がありました。簡単な記述なのでどういう意味か正確にはわかりませんが、私の頭には「告悔」が浮かびました。


※リクエスト情報

FMしばたhttp://www.agatt769.co.jp/index.htmlから。

NHKFM「ミュージックプラザ」(月曜)6月29日は「上半期リクエストスペシャル」、7月20日は「海の昭和歌謡」、8月3日は「夏祭りの昭和歌謡」です。他の日や特集に関係のないリクエストも可能です。
リクエストを出す時、「天地真理特集をお願いします」という要望を書き添えましょう。

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